【スマホ脳】スマホの学校教育への影響

皆さんはスマホを一日に何時間使用していますか?現代社会ではスマホは必要不可欠なツールになり、仕事だけでなく学習ツールとして教育にも導入されています。

今回はアンデシュ・ハンセン著「スマホ脳」を読んで教員として教育現場で危惧されることを考えてみました。

① 集中力の低下

スマホからは多くの刺激的な情報を短時間で得られるため、現代人のほとんどが「スマホ中毒」の状態になっています。このことは通勤時間に、電車を見渡すとスマホを眺める人であふれています。スマホ中毒になると、スマホを見ていない時間は「何か新しいニュースがないか」「SNSにいいねがついていないか」「友人からの返信が着ていないか」など常にスマホのことを考えている状態になります。これは勉強をしている時間も同様で、問題集の設問を解き終わるごとにスマホに手が伸び、問題を解く以上の時間を費やしてしまいます。結果、集中力の低下を引き起こすのです。

② 睡眠不足

睡眠不足の生徒のほとんどが夜中まで動画を見ているため、睡眠時間が削られています。これはスマホの画面から出ているブルーライトが大きく影響しています。脳はブルーライトを感知すると「青空の下にいるのだ」と錯覚を起こします。そのため、就寝前や夜中にふと起きたときに枕元にあるスマホを見てブルーライトを浴びることで脳が活動的になり睡眠導入を妨げたり、睡眠の質を下げたりするわけです。

➂ 受験期のスマホとの付き合い方

スマホは時間だけでなく、集中力や睡眠の質も低下させます。主な対策は「寝室にはスマホを置かないこと」「勉強の際は机の上にスマホを置かない」「目に見える場所や五感で感じる場所には置かないこと」が重要です。特に最後の「五感で感じる場所」というのはポケットや近くのカバンなども含まれます。受験勉強に集中したいけどスマホを見てしまう。という人は周囲の人に協力してもらいましょう。最後に私が上記以外に実践しているお勧めの対策法を載せておきます。

・スクリーンタイムを利用する

i phoneでは使用する時間を制御する「スクリーンタイム」という機能があります。「設定」→「スクリーンタイム」から各種設定ができます。休止時間を設定したり(私は22時~翌朝5時半に設定しています)、App使用時間の制限をしたりできます。

・SNSは毎回ログアウトする習慣をする。

自身の目的を達成するのに不要なアプリはアンインストールするのがベストですが、その前の段階として毎回ログアウトしてみましょう。そうすると、スマホを見る頻度は半分以下になります。

・それでもだめなら解約

それでもスマホ類を見てしまう場合は解約をしましょう。学校で支給されているタブレットの場合は、家では使用できないようにWi-Fiルーター等の電源を時間によって落としておくことも重要です。スマホは大変便利なものですが、デメリットも大きいです。うまく付き合っていきましょう。

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